定山渓第一寶亭留「翠山亭」宿泊記、後編としてこちらがメインと言える館内設備、温泉、ラウンジと食事を紹介していきたいと思います。なぜメインかと言うと、本当に館内設備&食事が素晴らしいからです。限られたスペースの館内に、出来るだけ広く感じさせるための工夫や照明の調整等がされていると感じます。居心地も抜群に良く、折角の温泉街ですが滞在中はチェックアウトまで屋外に1歩も出ていません!館内だけで十分休暇を満喫することが出来ました。
食事も写真を見て頂ければと思いますが、どれもとても美味しくて、量もサービスも満足感が高かったです。中でも色々なブログや宿泊記でこちらの宿で噂の「十割そば」は必食です!今回食事は「桑の木」でのコース付きプランでしたが、それ以外にも個室で本格和食を頂く「松庵」そしてお部屋食もプランにより異なります。少し覗きましたがコンセプトや雰囲気・メニューも違い、食事だけでも何度も楽しめるはずです。そのため、今後も訪れたいと心から思える滞在でした!
[公式]お料理|定山渓第一寶亭留 翠山亭|北海道 第一寶亭留
前編〔お部屋&温泉街編〕はこちら ↓
スポンサーリンク
2階:リラクゼーションエリア~大浴場
館内設備はエリア別に紹介して行きたいと思います。2階は「リラクゼーションエリア」「売店」「大浴場と湯上り処」そして中2階への通路となっており、どこに行くにも一旦はここを通ることが多いです。そのため滞在中は何度もここでエレベーターを利用しますが、降りる度に「雰囲気いいなあ」と感じ少し気持ちがほぐれました。そのエレベーターからの通路がこちら ↓ 出てすぐの場所が個人的にお気に入りの「リラクゼーションエリア」!
視覚はもちろん、静かな空間に水の流れのオブジェもあったりして、音でも癒されます。
奥が有料のマッサージですが、手前のマッサージ機4台は無料!時間帯に依っては埋まる事もありますが、この時は全台空いていました。
ディスプレイは富良野の系列ホテルの紹介を流しています。音量は殆ど聞こえないくらいなので、本当に静かで落ち着ける空間です。大浴場を上がった後、30分くらいここでマッサージ機に身を委ねていました(^^♪
ちなみにエステは系列の「翠蝶館」での対応になるようです→[公式]スパ・エステ|定山渓第一寶亭留 翠山亭|北海道 第一寶亭留
そこからさらに奥に行くと売店があります。売店も、いわゆる一般的なお土産が売っているエリアと、地元の工芸品を扱っているエリアがあり結構広々です。
こちらでは系列の「翠山窯([公式]創作工房 翠山窯|定山渓第一寶亭留 翠山亭|北海道 第一寶亭留)」の商品や地元の方の工芸品を扱っているようです。
奥さんが器が好きで、この深みのある青色が気になっているようでした。結局購入はしませんでしたが見ているだけでも十分楽しめるため、大浴場入浴の前後に立ち寄ってみるのがオススメです!
こちらが一般的なお土産や、部屋で頂くお酒おつまみ等が売っているエリアです。ホテルの規模からすると結構広々。定山渓のお土産屋さんで買うよりも品揃えは良いかも知れないです。
当然こちらもかっぱ推しです!私は職場用にカッパクッキーを。
温泉街のこの変なノリ、結構好きだったりします。
第一寶亭留オリジナルの商品も見られます、こちらは塩。
ドレッシングも。ホテルオリジナルなので、間違いなく美味しいヤツです。高級感もあって買える場所も限られるため、お土産に良いですね!
スポンサーリンク
そしてこちらが大浴場前の湯上り処です。ソファの座り心地も抜群で、待合にピッタリです。照明も落ち着いており、居心地の良い場所!
そして奥に進むと大浴場「飛泉乃湯」「桂木乃湯」です。男女入れ替え制で、この時は女湯は階段を上がる必要がある上階、男湯はこのまま直進。あわよくば誰もいなければ中の写真を・・と思いましたが数人おり断念。写真は公式サイト([公式]温泉|定山渓第一寶亭留 翠山亭|北海道 第一寶亭留)を参照ください。
感想としては確かにこちらも年数は経っておりますが、広々としており気持ち良く温泉を楽しめます。少し温めの所もあり、そこに半身浸かり頭を空に出来るのは本当に貴重な時間でした。ただ、どなたかの宿泊記で言われていたように露天のジャグジーはちょっと雰囲気的には合わないかも知れないですね。昭和に建てられた時代背景もあるのでしょうがチグハグな感じです。
スポンサーリンク
離れの浴場:「森の湯」
世界観の統一された浴場が離れにあります。アクセスが少し分かり難いですが、中2階の食事処「松庵」の方に向かうと案内板があります。この写真では右側奥に進みます。一見奥に進むと食事処に入ってしまいそうですが大丈夫です。
一度ホテル外に出ます。普通の生活道路?を跨いで、近くの公園も見えるので、少し日常に引き戻される感じはします。
こちらが離れです。2日目のチェックアウト前に行きましたが、特に係員もおらず、時間帯のせいか他の客も見当たりません。セキュリティ的に部外者も入って来れてしまいそうですが大丈夫でしょうか。
それはさておき、入るとこちらにも湯上り処があり、非常に雰囲気が良いです!秋は紅葉で有名なスポットなので、眺めも良いのでは無いでしょうか?
前編に書きましたが、ドリンクチケットが使えなかったのが悔やまれます。ここでドリンクを頂きつつ、ゆっくり出来たら最高です。個人的には大浴場よりも1日目に「森の湯」に来ていれば・・。
落ち着いた音楽が掛かっているのと、水のサービスは常時あるようです。
脱衣所は非常にレトロと言うか、正直古いです。貴重品入れも鍵が掛かってるのか分からないくらい。ただ「昔ながらの湯治場の雰囲気を~」との事なので、そういうコンセプトを考えるとまあ納得。注意点として「森の湯」にはシャンプーやボディーソープ類は無く、シャワーも無いです。
そしてこちらは本当に誰もいなかったのでコッソリ写真を・・。この浴場の底に十字で木製の板が敷いてあり、お湯が出る指が入るくらいの穴が開いており、そこから断続的に暖かいお湯が出るのをを感じます。公式HPを見る限り源泉かけ流し!お湯に茶色い木の欠片のようなものも見られますが、源泉ならではとの事。フィルター等も通っていないということでしょうか?これはこれで貴重です。
ただ、らすべぇ~さん(id:lasvegas-love)が前編でコメントして下さっている通り、一人では少し怖さを感じるかも知れません。それだけ雰囲気があるということです!きっと昔の温泉はこんな感じだったのでしょう。
こちらが露天風呂。ぼんやりですが、十字が見えると思います!公式HPには「小鳥のさえずり」と書いてありますが、聞こえるのはカラスの鳴き声とどこかの工事の音くらい・・。それでも折角の機会、入ることが出来て良かったです!季節的には秋は本当に気持ちいいと思います。
スポンサーリンク
1階:坂の上の最中&ラウンジ「古窓」
さて、ラウンジに向かってみようと思います。ホテルの入り口からすぐ隣にラウンジ「古窓」と、洋風のお菓子「坂の上の最中」の販売をしているカフェスペースがあります。
こちらが最中の販売スペース。元々作っている量がそれ程多くないのか、夕方くらいにはほぼ売り切れてしまうようです。
手作りのパウンドケーキも販売していたりします。しかしこちらも売り切れが多いです。限定数で人気があるようですね!
と言うことで「最中あいす」だけ頂こうと思います。支払いは部屋付けも可。
ほうじ茶アイス!最中自体久々に食べましたが、パリパリで香ばしいです。
ラウンジ「古窓」はカフェの隣です。上層階宿泊者は別でサロン的なスペースがあるようですが、こちらは宿泊者全員が入ることができ、雰囲気的にもウェルカムな感じを受けます。チェックイン前も12時から利用できますし、(清掃の時間もあると思うのでケースバイケースかもですが)今回はチェックアウト後もバスまで時間がある事を雑談していると、こちらを使ってくださいと言って頂けました。ただ折角なので前編でご紹介したように、温泉街散策に出掛けました。
一般的なホテルのラウンジとは少し異なり、和の雰囲気です。
夜はバーとして営業しているようで、落ち着いた雰囲気は居心地が良く、気分もリラックスします。
グループの方にはこちらのテーブルスペースは使いやすいですね。
こちらはソファスペース。時間が良かったのか誰もいませんでした。明るすぎない照明の使い方が良いですね。ゆっくり読書等にも最適です。
なぜかショップジャパンのスクワットマジックを流しています。もちろん音は殆どなしです。雰囲気には全く合っていませんが、実はこれ・・購入しました。夜来た時には映画が流れていました。
飲食エリアはこちら。日中のセットです。朝はパン等が並ぶみたいですが行けませんでした。
軽くつまめるクッキー。このブラックペッパークッキーは甘みの後にピリッと来て面白い味でした。
紅茶や日本茶のティーバック。
もちろんソフトドリンクも。一番手前はシェフ特製のデトックスウォーター。
ソファに座ってこんなセットを頂きつつ、ゆったりした気分で過ごせます。
夕食後の小腹が空いた時に訪れると、軽食がおいてあります。
ちょっと写真が微妙ですが、巻き寿司。ホテルのラウンジで巻き寿司と言うのも不思議な感じです。奥さんが食べていましたがとても美味しかったようです。
それもそのはず!料理長特製だったようです。恐らく定期的に代わるかとは思うので、是非夜はラウンジに足を運んでみてください!
そしてバーテンダーさんチョイスの焼酎が並びます。面白いと思うお酒を集めてみたとか!牛乳焼酎や昆布焼酎と言うのもあります。有料でオリジナルカクテルもあるみたいですね。
雑誌が広げられていると思ったら・・
翠山亭の紹介でした!
他にも雑誌等が置かれており、時間を忘れて過ごすことが出来そうです。
スポンサーリンク
中2階 炭火食事処「桑の木」:絶品「十割そば」&充実の朝食
それでは最後に食事の紹介です!今回のプランでは中2階の「桑の木」で夕食と朝食を頂きました。夕食が「創作和食5,000円コース」、朝食は通常のブッフェスタイルです。
メニューです。なかなか盛り沢山です。コースの最初にお蕎麦が出てくるのが面白いですね。
様々なレビューで既に予習はしていましたが、こちらが自慢のお蕎麦!おそばの香りで違いが分かるほどの舌は持っていませんが、香りも良く、細いながらコシもしっかりしており美味しい蕎麦でした!葱と茎山葵も良いアクセントになっています。この量だけでは物足りないですが、日帰り入浴のランチではちゃんと一食分出てくるようです。興味があれば是非!→[公式]日帰り温泉|定山渓第一寶亭留 翠山亭|北海道 第一寶亭留
このお蕎麦で、その後のコース料理への期待を高めてくれます!
色々少しずつ食べられる前菜です。2人前が一つのお皿で出てきます。左がタコですが、こちらは程々に柔らかく、味も優しい感じ。奥の小鉢はイカの塩辛、ジャガイモに付けて食べます。久々に食べましたがベストな組み合わせ!この塩辛が美味しすぎて朝食のブッフェでも思わず塩辛を取ってしまったほど!
お造りです。ボタン海老はねっとりした濃厚な感じ。山葵はやや刺激が足りず、しっかり付けないと物足りないです。
道産豚と水菜のはりはり鍋、と言う事で水菜は軽く通すだけで食べて食感を愉しむのが良いとの事です。
鍋の具材ももちろん良かったのですが、このお出汁!ホッとするような味で気分がゆったりしてきます。全然伝わらないかも知れないですが、勘弁ください_(._.)_とにかく美味しかったので食べて見て欲しい!
焼き物です、こちらもこれで2人前。奥は赤紫蘇ソースですね。私は紫蘇がちょっと苦手なので、手前の塩で食べていましたが、その左にある味噌のようなものを付けて食べるとスパイス感が凄かったです。少し付けるだけでインパクトがあるので付けすぎ注意!色々楽しませてくれるお皿です。
最後白米とおじやで選べますが、おかずも無いので当然おじやで〆。ちょっと見た目はアレですが、このおじや(と言うかお出汁)が本当に美味しかった!結構空腹の状態でしたが、この時点で完全に満腹・・。
そして最後はとろりとした抹茶のプリン。クリームは昆布クリームと、最後まで工夫が入っているのは流石です。全体的に量も丁度良く、料理が出てくるスピードもこちらに合わせてくれており、スタッフの方も料理の説明を十分してくださりサービスには大満足です。
スポンサーリンク
最後、朝食です。やや時間がタイト(7:00~9:00)かなとは感じます。朝ゆっくり起きて、温泉に入ってから、朝食を頂いてチェックアウト・・とは行かず。
上段は焼き物ですね、目の前で焼いているので香ばしいです。下段はご飯のお供。
野菜も網焼きしています。下段はおばんざい。こちらの「料理長手作り蕎麦屋のカレー」が朝にも食べやすくてオススメです。と言う事は料理長は蕎麦屋?
お刺身もあります!朝からお刺身はなかなかですが、あっさりしていて食べやすいです。結構人気ですが無くなると目の前で切ってくれます。
漬物や海苔、納豆。この他に写真は無いのですが蒸し野菜や茶わん蒸しもあったりします。
サラダももちろんあります。このドレッシング、売店に売っていたものですね。
ドリンクも野菜系が中心で、身体をリセットできそう。
こんな感じに!明らかに偏食です。イカの塩辛はハマってしまいました。カレーにはお肉を多めに投入!やや少ないように見えますが、この後デザートもガッツリ頂いています。
こちらが奥さん。トマトが美味しかったそうです。
デザートはこの通り。右側はアロエ杏仁とパンプディング。大体全種類頂きました(^^♪
以上「定山渓第一寶亭留「翠山亭」宿泊記〔館内&食事編〕ホテル内で1日中ゆったり過ごせる!?不思議な居心地のラウンジ & 名物の「十割そば」を紹介!」でした!
スポンサーリンク
まとめ:1日中館内を楽しめて、最高にリラックスできる!
まとめとして、1泊2日であれば温泉街に出なくとも館内だけで十分楽しめるホテルでした。むしろ館内から出たくないくらいです!もう少し長めの滞在でも、もちろん外に出て温泉街を散策しても良いですし、ラウンジ「古窓」でゆっくり過ごしても良いと思います。各所に座ったり等できる場所があり、閑散期と言うのもあるかも知れませんが混雑とは無縁です。無理に詰め込み過ぎず、ゆとりを持って楽しめる工夫がされており、余計な事を考えずにリラックスに集中できる(?)と思います。
時間帯によって利用できるサービスや、開店時間もあります。私達のように折角温泉にきたのだからと、時間をあまり考えずフラフラするのも良いですが、色々な館内のサービスを満喫するためには。チェックイン時にある程度ここに行こうと言う流れだけでも決めておくといいかも知れないですね。札幌からのアクセスの良さ、サービスや館内設備の充実を考えても「絶対にまた行きたい!」と思える、そして是非ともオススメしたい宿でした!定山渓は秋の紅葉や、冬が時期的がベストです!
宿泊記、御覧頂きありがとうございます。前編〔お部屋&温泉街編〕はこちら ↓
スポンサーリンク