巷にあふれるクレジットカード入会キャンペーン「〇ヶ月で□万円利用で△ポイントプレゼント」の攻略で困っている方向けの記事です。一般サラリーマンの私がどのような戦略で3ヶ月で60万円の決済を通したかを解説していきます。秘策も幾つか紹介しますが、まずは3点「発行時期を見極める」、「あらゆる決済を集中」、「ふるさと納税やアマゾンギフトで調整」が基本になります。さらにこれまでに得た僅かなクレジットカードやお金に関する知見を簡単にまとめてみました。
簡単にこの記事を書くに至った経緯から説明させて頂きます。
約3ヶ月前にアメックスビジネスゴールドカード(以下、「ABG」とします。理系の人間はたまにこういう事をします。)を発行しました。発行時のキャンペーンとして高額ポイントの付与条件が幾つかあるのですが、中でも「3ヶ月60万円の決済で40,000ポイント」と言う点が魅力的でした。経験上、発行キャンペーンの決済条件としてやや高額で難易度も高いです。
当然、法人カードなのでビジネス利用される経営層の方や出張の多い方の利用が想定されており、そういった方にとってビジネス上の決済を集中させることで決済条件はそれ程難なくクリアできるのかと思います。実際、別の発行条件ではありますがマイル社長様(id:mile-shacho)は3ヶ月で200万円(!?)を達成して颯爽と解約をされています。
しかし、そこに何とか個人でも食い込んでいきポイントを獲得したい・・。年収額を考慮すると正直、3ヶ月で60万は結構な出費です。やるからには当然勝つべくして勝ちたい!そこで発行の前に幾つかの攻略法を考え、実行に移しました。
その結果、2017年10月4日に発行したABGを3ヵ月後、見事40,000ポイントを獲得するに至りました。6,009ポイントは決済で付与された純粋なポイントです。つまり、600,900円程度の決済を狙って行ったという事です。
アメックスカードの40,000ポイントは幾つかの条件があるものの、ANAマイルと等価で交換可能です。40,000マイルはエコノミーで1名分のハワイ往復券と交換可能です。「60万円の決済を通すだけでハワイに行ける!」と言う最近には見られなかった魅力的な案件です。さらに初年度年会費無料です。
前置きが長くなりましたが、早速3ヶ月で60万円を決済するための戦略3点を紹介していきます。普段のクレジットカードの決済額や、現在の年収額から入会キャンペーンの参加を見合わせていた方、是非一度目を通して、フィージビリティーを検討してみてください。「こんな決済条件無理だ!」と思っている方に、ちょっとしたアイデアで可能にするのをお手伝い出来たらと考えています。
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1、発行時期を見極める
今回私はABGの発行キャンペーンが10月に始まった時「ベストタイミング!」と思いました。普段であれば月平均20万はカード決済をかき集めても恐らく相当な困難を極めます。しかし、この10月~翌1月と言う時期であれば不可能とは言えません。それは発行を決めた時点で、以下の出費の予定がある程度見えていたためです。
旅行
既に発行の時点で「京都旅行」と「ハワイ旅行」が予定されていました。現地での出費が嵩むのはもちろんですが、一番大きなウェイトを占めるのはホテル代・交通費・アクティビティ代です。「もう決済してしまった」と言う方、ホテルサイトやANAの券種、アクティビティ予約サイトによっては「キャンセル料無料」のものもあります。その場合は「一旦キャンセルし、発行したクレジットカードで決済しなおす」事で過去の分も遡って決済可能です。もちろん、これによりご存知、アメックスカード「利用付帯」の手厚い旅行保険の恩恵を受けられるというメリットもあります。
イベント / セール
言わずと知れた出費が嵩む時期です。特にクリスマス・年末年始はエンゲル係数が自然と上がります。その食費の決済を全て対象のABGを通すことで、通常よりプラス数万の上乗せが可能でした。さらにセールも重なるため、買い替えを考えていた家具・家電はこの時期にまとめて買うのがベストです。アマゾンのサイバーマンデーも重なりましたね。実際、マイラーの方々のブログを見ていると皆さん、何かしら家電やガジェット関連を買い替えている方が多いようでした。
さらに、発行する時期に折角なので買う予定のあるものや、どのみち買わなければならないものをリストアップしましょう。私の場合はコンタクトやケア用品(半年分)、冬用のビジネスシューズ、お米や薬 / サプリメント、本等をまとめ買いです。そのせいでまだ読んでいない本が山積みになっていたり・・。
また、修行を控えている人はこの機会に発券をできるだけしてしまうのも手ですね。SFCでもJGCでも修行は折角50万円程度の決済が発生する、ある意味「チャンス」と言えるので、「どのクレジットカードを」「いつ決済を」通すかも考慮し、活用しない手はないと思います。
年末年始で無ければ定期券の買い替え時期、年度の始まり、長期の連休前等の予定から逆算し「どの時期にカード発行案件に挑むか」を考えることは重要です。「何となく毎月の平均請求額から無理そう」と諦めるのではなく、今後数か月の出費の予定を洗い出してみて頂ければ意外と活路があるかも知れません。
これではまるでクレジットカード会社のキャンペーンの思惑通り踊らされているようですが、それ相応のポイントがもらえるので、まんまと思惑に乗ってみましょう!マイルやポイント術を何年か実践してきて「クレジットカード会社とはWin-Winの関係を築くことが、中長期的に安定して恩恵を得られる」と言う事が分かってきました。過去に短期的なポイントに目が眩み、使いもしないカードを何枚も発行して、ある時点で審査で蹴られたためと言うのもあります。
(http://gaga.ne.jp/lalaland/より)
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2、決済を集中させる
以前書いた記事でも言及していますが、あらゆる決済を対象のカードに集中させます。「そんなことは基本だ」と言われそうですが、それを徹底してやります。例えばコンビニで買う数百円も逃さないと言うことです。私に関して言えば、この数か月は現金を触った回数は本当に数えられる程です。大体、おサイフケータイか直接カード決済をし、何らかの形でカードを通すようにします。
当然、水道代・電気代・携帯代等の固定費は移し替えをしますが、「カード発行後に申請するのではなく、発行と支払い方法変更の手続きは同時に進める」と言うことも重要です。カード発行後に支払い方法変更の手続きを最初から初めてしまっては、スケジュールによっては1ヶ月分移し替えられないことがあるためです。
例えば私の住んでいる札幌では水道代の支払い変更はネットで出来ず、電話で申請書の取り寄せからスタートです。何だかんだで1~2週間はロスとなるため、場合によっては請求が月後れになってしまいます。「たかが数千円じゃないの?」と思うかも知れませんが、その数千円を搔き集めると案件クリアは思っているよりも楽になります。
一方で今回は一つ誤算がありました。ABGは「アメックス・クイックペイ」の対象外だったことです。おサイフケータイでほとんどの決済をされる方には分かるかも知れませんが、慣れてくるとコンビニで財布からカードを取り出す動作すら面倒に感じてしまいます。結果、ABGのコンビニ決済は断念です・・。
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3、ふるさと納税やアマゾンギフトで調整
幾つかの誤算もあり、最終的に12月時点で50万円決済までは目途が立ちました。ただ、ここから10万円をどのように処理したかです。最後の調整役は「ふるさと納税」そして「アマゾンギフトカード」です。
ふるさと納税
たびたび記事で出てきているふるさと納税ですが、クレジットカード決済が可能です。そして一般の年収で大体5万円~の寄付枠となります。マイラーブログを見渡すと、軽く10万円以上寄附されている方がいてビックリしますが・・・(;^ω^)まだふるさと納税を実施されていない方、思っている以上に手続きは簡単なので、最後の数万円の決済で困ったときにふるさと納税を検討してみてください。仕組み的には翌年の税を予め払ってしまうようなイメージなので、実質負担2,000円は持ち出しが必要ですが枠内で支払いをする分には損は無いです。
↓ オススメは毎度お馴染みの「ふるさとチョイス」
アマゾンギフトカード
知っている方も多いかも知れませんが、アマゾンギフトカードはクレジットカード決済が可能です。私の場合、来年数万円はアマゾンに貢ぐ買い物をするのは分かり切っているので、その分をあらかじめ会計しておくイメージです。逆に案件をクリアした今、ギフト券を利用して買い物をするので出費は0です。
一方でこの手法、調べるとややグレーな部分もあるようで注意は必要です。クレジットカード現金化への懸念ですね。仕組み的に、即時自身のアカウントにチャージされるタイプの購入は問題無いように思えますが、あくまで自己責任で「最後の数万円分の微調整」と捉える方が良いです。ポイントを獲得するためにクレジットヒストリーを傷付けるのは本末転倒です。
もちろん、ひと手間掛けられる方はさらにクレジットカードのショッピングモールを経由しギフト券を購入することでダブルにポイントを獲得出来たりするようです。
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最後の秘策
さて、ここまででほぼ勝負は付いているはずですが、これでもまだ「数万単位で足りない」と言う方に最後の秘策です。あくまでアイデアなので、やるやらないは個人の責任で・・と言っても悪いことでは無いです。
秘策1:忘年会等の幹事を引き受ける
マイルを貯めている方からすると基本と思いますが、幹事をやって決済を一手に引き受けることで、カード決済額を増やすことができます。当然、人数は多ければ多いほどベターです。場合によっては一発逆転が可能ですね。逆の発想で、この機会に飲み会を主催してしまうのも良いのかも知れません。私は滅多に飲みには行きませんが、ススキノに行った際は真っ先にカードを出して決済してしまいますが、逆に感謝されます(;^^)あまり積極的にやり過ぎると変な目で見られてしまうので「秘策1」にランクイン。
秘策2:バイポイントの100%還元案件
有名マイルブロガーのid:goutaroさんが「毎月1日の戦い」と名付けているアレですね。最近は減っているようですが、中には50,000円レベルで100%以上還元・即日ポイント付与という案件も見られるようなので、日々モニタリングする必要があります。残念ながらほとんどの案件はVISA/Master/JCBのみで、アメックスで一度試してみましたがダメのようです。
もちろんこれ以外にも私の主戦場、「ハピタス」や「ちょびリッチ」でも稀に100%還元案件はありますが、大体定期購入だったり、額が低かったりで手間の方が大きく、現状はほとんど見合わせています。運や時期もあるため「秘策2」としました。
秘策3:保険金の前納
私も少し勉強するまで保険は「生命」でも「医療」でもどの商品も「毎月払うもの」と勘違いしていました。さらに「生命保険」は一生涯支払い続けるとも思っていました。知っている方からすると、当然前者は「年払い」や「半年払い」も可能で、後者は「10年払」も可能です。そして、その期間は一気に払った方が、また短い期間で払った方が割安と言われています。
もちろん「それが出来ないから毎月ローンのように分けて払うんじゃないか?」と言われそうですが、あくまで意識で「保険と言っても一つの商品で、携帯の分割払いのようにやや分かり難いシステムになっている」と考えられたのは大きいです。ちなみに元保険会社トップセールスだった方に伺うと、保険会社側は「長く」「毎月払い」の商品を売りたいようです。そこから、消費者としては逆の方がお得と示唆されます。
こういった事実を知ってからは生命保険は支払額がやや高額でも10年でさっさと払い込む方針に変えました。もちろん10年で支払い完了の保険でも、毎月払い込む事も、半年毎で一気に払い込む事も時期には拠るもののフレキシブルに変更できます。クレジットカード発行の決済条件で利用するためには、どのみち払うお金なのでドンドン前払いしてしまえば良いと言う考えです。ただし、実際の可否は保険の契約時期や商品によるようです。そのため「秘策3」としました。まずは保険を担当してくれている方に相談ですね。感覚としては外資の保険の方がクレジットカード払いや支払い方法の変更に柔軟に対応してくれるイメージです。
↓ 詳しくはこういったサイトを参照したり、FPの方に相談ください。
以上、高額決済条件をクリアするための基本戦略3点&秘策3点でした。
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色々と今持っている知識から思ったままに書いてみましたが、如何でしたでしょうか。今回紹介した内容で
「ポイントは魅力的だけど、こんな高額案件クリアできない・・( ;∀;)」が
「意外とできるかも( *´艸`)」に変わり、
高額ポイントを素晴らしいハワイ旅行に変えて頂ければと思います。万一記載内容に誤り等あればご指摘頂けたら嬉しいです。
文中にも書きましたが中長期的にマイル術やポイントサイトと付き合うためには「クレジットカード会社とWin-Winの関係の上でポイントをゲットする」と言うのは大事だと思うようになりました。それはクレジットカード発行案件や、クレジットカードの特典の改悪を防止するためにも(かなり草の根ではありますが)続けていきたいと考えています。
↓ マイルやポイントの活用で2017年は2月と11月の計2回、ハワイにビジネスクラスで旅行しています!
↓ 気になるアメックスビジネスゴールドカードの発行スケジュール!
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